2021年6月30日7:50
セゾン情報システムズは、2021年6月23日にオンラインで記者説明会を開催し、次世代クラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square(ハルフトスクエア)」を開発し、2021年第3四半期から提供を開始すると発表した。
セゾン情報システムズ 代表取締役社長 内田 和弘氏は、「今までは供給者の視点で交通、通信、消防など、バリューチェーンの終着点が一人一人の消費者にバラバラに提供されていましたが、これからは幅広い世代、一人一人のありたい姿に基づいて、業種業種をまたがったエコシステムで、最適で新しい価値を提供するか変わってきていると思います」と説明した。従来、セゾン情報システムズでは、個別企業、個別の業種業態のサプライチェーンの最適化のために運用・開発ビジネスを行ってきた。HULFT製品群も個別企業の業態の最適化のために、オンプレミスでデリバリーして顧客にシステムを使ってもらう形だったが、これからは生活者の視点から提供していくことが求められるとした。生活者を中心に置き、業種業態をまたがって安全に往来して連携するプラットフォームが必要であるため、次世代クラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」を発表したという。従来のHULFT製品とハイブリッドで使ってもらうことで価値が広がるとした。
続いて登壇した、執行役員 ビジネスイノベーションセンター長 広川 守氏によると、HULFT Squareのテーマは「広場」だという。広川氏は「手段から目的を意識したプラットフォームを作っていきたい」とした上で、「楽しい・発見がある・学べる」を実現させていきたいとした。また、「コンセプトは、情報を“安全・安心・柔軟”に連携させるサービスプラットフォーム」であるとした。連携機能群として、データ、サービス、企業間のビジネスを同士をつないでいく。まずは同社の製品であるHULFTと連携。利活用ソリューション群として、分析、可視化などのサービスを提供する。また、SaaSやオンプレミスの連携に加え、さまざまなクラウドサービスをつなぐハブとして提供していく。さらに、顧客企業やパートナーのビジネス基盤としても開放し、「みんなのプラットフォーム」を実現させていきたいとした。
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