セゾン情報システムズ、「HULFT Multi Connect Service」でPCI DSSに準拠 INSネット終了後のセキュアなファイル伝送をサポートへ

2022年4月12日9:00

国内外で幅広く利用されているファイル転送ソフト「HULFT」を提供するセゾン情報システムズでは、2024年のINSネットサービス終了を睨み、インターネットを介したデータ伝送に対応する「HULFT Multi Connect Service」の提供を開始。同サービスにおいて、伝送を意識した対応を行い、代替コントロールなくPCI DSS準拠を果たしている。ユーザー企業は自社システムと「HULFT Multi Connect Service」を専用線でつなぐだけで、INS回線と同様のセキュアかつスピーディなデータのやり取りを実現できるという。(書籍「ペイメントビジネス・セキュリティ対策の仕組み」より)

「HULFT」をインターネットで
安全に伝送できるサービスを開発

固定電話網のIP化にともない、NTT東西が提供しているISDN網、INSネットのサービス提供が2024年1月に終了する。現在でも受発注や決済などの重要なデータの伝送にINSネットを使用している企業は多く、回線切り替えの対応が求められている。そこで浮上するのがインターネット接続だが、セキュリティの観点から課題も少なくない。

左からセゾン情報システムズ フィナンシャルITサービスビジネスユニット業務ソリューション部 部長 姫野輔氏と同部第一チーム チーム長 福泊晶氏

国内外で幅広く活用されているファイル転送ソフト「HULFT」(ハルフト)を開発・提供しているセゾン情報システムズでは、2022年2月から、インターネットをはじめ、広域IP網、全銀TCP、NTTデータの閉域ネットワーク「Connecure」などに対応するデータ伝送サービス「HULFT Multi Connect Service」の提供を開始した。

同サービスはPCI DSSに準拠しており、ユーザー企業は自社で新たにPCI DSS準拠の手続きをとらずとも、自社システムを専用線でつなぐだけで、これまでとほとんど運用を変えずに、セキュアでスピーディなデータ伝送を実現することが可能だ。ユーザー企業は、HULFTを活用したTLSによる暗号化されたファイル連携や、他のプロトコルでのファイル連携が行える。

HULFT Multi Connect Serviceへの切り替えイメージ図

インターネット伝送に的を絞る
代替コントロールなく準拠を果たす

同社は、これまでもいくつかのシステムで、PCI DSS準拠の認定を取得してきた実績がある。

PCI DSSは、カード情報の保持に加え、伝送、保存する企業が対象となる。今回の「HULFT Multi Connect Service」では、「インターネット伝送を含む形での、PCI DSS準拠に挑戦しました。伝送以外の処理、保存といった部分はカットしたり、ほかの機能に置き換えたりといった工夫をして、準拠しやすい設計にしました」(セゾン情報システムズ フィナンシャルITサービスビジネスユニット業務ソリューション部 部長 姫野輔氏)。その甲斐あって、代替コントロールを用いる必要もなく、12要件のすべてをクリアすることができた。

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