2021年8月18日7:00
Culture Generation Japan(カルチャージェネレーションジャパン)と合同会社 Catalが運営する、 日本各地の和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL(クラフタル)」は、 トヨタファイナンスと協業して、同社が提供し、2021年8月17日より順次トヨタ関連事業者各店舗での利用者募集を開始するサブスクリプション・プラットフォーム「TFC SubscMall」(ティーエフシー サブスクモール)」へサービスを提供すると発表した。
カー用品や暮らしに便利なサービスなどを、月々定額で利用できるサブスクのプラットフォームとして、2021年7月よりスタートした「TFC SubscMall」は、8月17日より順次、 各店舗での利用者募集を予定している。「CRAFTAL」では、全国の窯元や陶芸作家が生みだす伝統工芸品の器、伝統的な堺打刃物技術で製造された包丁セット、器に合わせて食事ができる器とミールキットのセット、実際に器を作る体験など、利用者の生活に合わせて、器のある日常が利用できる特別なプランを用意した。
「CRAFTAL」で取り扱う伝統工芸品は、 それぞれの産地の自然や文化から産まれた暮らしの道具だという。その利用規模は年々縮小傾向ではあるものの、各産地では職人の手仕事による工芸品が作られ続けている。しかし、元々は地場産業として地産地消であった工芸品が、暮らしの道具という性格が弱くなるにつれ、地域内での役割が相対的に低下し、消費地である大都市圏へと販路を求め、さらに地域内での存在感が失われてきているそうだ。
今回のトヨタファイナンスとの提携では、地域コミュニティでモビリティインフラとしての役割をもつ販売会社に、伝統工芸品の販売を担ってもらう点が、上記課題を解決するアプローチになることを期待している。また、新型コロナウィルス感染症の影響により都市から地方部への人口流入が続く中で、地域におけるモビリティ需要を喚起するには、それぞれの地域でのコンテンツ作りが必要となてくる。伝統工芸品を制作する職人や工房は重要な地域コンテンツの1つであり、今回の提携により、新たな地域ビジネスが産まれる可能性があるとした。
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ペイメントナビ編集部
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