2021年8月30日15:17
ダイエーとNTTデータは、レジを通すことなくキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー店舗」を2021年9月2日にNTTデータ社内にオープンすると発表した。
両社では、デジタル技術を用いたこれまでの取り組み(レジ無しデジタル実験店舗等)で得たノウハウを生かし、新たなウォークスルー店舗をオープンするという。
同店舗では、NTTデータのCatch&Goサービスを活用している。Catch&Goサービスは、レジ支払いをせずに、決済手段を指定したQRコードで認証入店することで、手に取った商品をそのまま持ち帰ることのできるデジタル店舗を実現する。今回のデータ解析は中国Cloudpick社と提携して実施し、利用者の個人情報は全て日本国内のデータセンターで管理するとしている。
店舗の上部に設置したカメラと商品棚の重量センサーによって手に取った商品を認識できる。利用者は専用アプリをインストールした自身のスマートフォンを入店ゲートにかざし、欲しい商品を手に取って退店すると自動的にクレジットカード決済されるため、レジ精算やバーコードのセルフスキャンなどの作業が不要となる。クレジットカード決済は、NTTデータのスマホ決済プラットフォーム「CAFIS Pitt(キャフィスピット)と連携し、消費者のクレジットカード情報を安全に管理しながら、クレジットカードの紐付決済を実現するそうだ。
また、同店舗は国内のウォークスルー店舗の中で最大規模の面積であり、冷凍商品などの商品を揃えている。さらに弁当など賞味期限の短い商品の見切り販売をスマホアプリで通知することで、人手をかけずに購買機会を増やしフードロスの削減にも取り組むとしている。
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ペイメントナビ編集部
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