2021年9月23日10:50
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)と、MMDLaboが運営するMMD研究所は共同で、「コロナ禍での支払いやお金の管理に関する調査」を実施し、その中から抽出した日本在住の全国15~69歳のデビットカード現在利用の男女1,000人、デビットカード未利用の男女1,000人に2021年8月17日~8月19日の期間で「デビットカードに関する調査」を実施した。
全国15~69歳のデビットカード利用の男女1,000人を対象に、 デビットカードを利用し始めたきっかけを聞いたところ(複数回答可)、 「キャンペーン期間でポイントがもらえたから」が16.2%と最も多く、次いで「お金の管理がしやすいと思ったから」が13.1%、 「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」が12.5%となった。
これを世代別で見るとZ世代は「キャンペーン期間でポイントがもらえたから」「ATMで現金を引き出すのが面倒だったから」「新しく銀行口座を開設したから」が上位項目にラインクインしたのに対して、 60代は「信頼できる銀行が発行しているものだったから」「お金の管理がしやすいと思ったから」となった。
全国15~69歳のデビットカード利用者とデビットカードに興味があると回答した人(n=1,208)を対象に、デビットカードのどのようなところに魅力を感じたかを聞いたところ(複数回答可)、「銀行口座と直結していること」が25.3%と最も多く、次いで「現金でチャージをしなくても利用できること」が20.7%、 「ポイントが貯まりやすいこと」が20.4%、 「現金を持ち歩く必要がないこと」が20.2%、「ATMで現金を引き出す必要がないこと」が19.7%となった。
これを世代別で見ると、 Z世代が「ATMで現金を引き出す必要がないこと」、 40代~60代は「銀行口座と直結していること」と、 世代別でデビットカードに最も魅力を感じている項目が異なる結果となった。
全国15~69歳のデビットカード利用者(n=1,000)を対象に、デビットカードの継続利用意向を聞いたところ、「積極的に継続利用したい」が21.8%、「今と同じ程度継続利用したい」が33.6%とあわせて55.4%が利用意向を示した。これを世代別で見ると、 60代の63.9%が継続利用したいと回答していることがわかった。
全国15~69歳のデビットカード利用者(n=1,000)を対象に、デビットカードを周りの家族や友人に勧めたいかを聞いたところ、「勧めたい」が18.3%、「やや勧めたい」が47.0%と合わせて65.3%が勧めたいと回答した。
これを世代別で見ると、 Z世代が68.3%、 ミレニアル世代が67.8%と全世代を上回る結果となった。「勧めたい」との回答に限ると、 世代別では、 Z世代とミレニアル世代が21.6%に対し、 40代12.9%、 50代12.4%、 60代13.3%で、 若い世代に高い傾向がみられた。
全国15~69歳のデビットカード未利用者(n=1,000)を対象に、利用可能なカードブランドの種類を表すアクセプタンスマークの画像を見せ、デビットカードが国際ブランドマークのついているお店で利用できることを知っているかを聞いたところ、「知っている」が22.7%、 「全く知らなかった」が77.3%となった。