2021年11月5日7:25
ロイヤリティマーケティング(LM)は、2019年12月に国連の掲げる「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に貢献する活動として、「Green Ponta Project」を立ち上げた。2021年10月28日には、北海道美幌町での「Pontaの森」植樹の報告をはじめ、活動月間の制定やミニチュア・テーマパークでのSDGsに関する展示などについて紹介する記者向けの説明会を開催した。
「Green Ponta Project」でSDGs活動
北海道美幌町で一から森を育む
「Green Ponta Project」については、ブランディングコミュニケーション部 部長 張素芸氏が紹介した。Pontaは現在、1億人以上の会員を有し、全国25万店舗の加盟店で利用可能だ。LMの企業理念は「無駄のない消費社会構築に貢献する」となる。この理念の実現が、SDGs達成に貢献できるとした。2018年時点では、SDGsの認知は17%と高くなかった。そこで、17の活動項目はポンタを活用して、親しみやすく、行動を喚起させるロゴをアイコンとして制作している。3つの稼働軸は、①無駄をなくす活動、②サステナブルな活動、③人と地球を継承する活動となる。無駄をなくす活動では、提携企業のSDGs活動をサポート、サステナブルな社会は、社会貢献など、ポイントを使って参加できる場を提供している。人と地球を継承する活動では、横浜市教育委員会が主催する2020年度「はまっ子未来カンパニープロジェクト」に参加し、横浜市立みなとみらい本町小学校5年2組の児童と、SDGsを広めるアイデアづくりに取り組み、その内容をSNSで発表している。
続いて、新規事業開発部 佐藤智仁氏が、今後ユーザーと取り組んでいく施策について紹介した。LMでは、気候変動が進む中、脱炭素への取り組みにより、SDGsに取り組めるアプリのユーザーの目標ミッション達成数に応じ、LMがカーボンクレジットを購入する「全国の森づくり応援プロジェクト」を実施する。
LMでは、音楽家の坂本龍一氏が代表を務める一般社団法人more treesと協働して、2021年4月までCO2削減を目指す「全国森づくり応援プロジェクト」を行っており、削減量497トンに貢献した。すでに6か所の地域でカーボンクレジットを購入している。LMが購入したカーボンクレジットの収益は、各地域の森づくりに生かされる。
カーボンクレジットを購入することに加え、一から森を育むことを目的に、北海道美幌町で「Pontaの森」の植樹を実施した。広さは、5~6ヘクタール(東京ドーム約1~1.2個分)。森として育たなくなって地域を植樹ができる環境にして、育てていくそうだ。
Pontaの森の看板デザインは、「ANNOUN」のバルネラブル・アーティストに手掛けてもらい、8案の中からアプリユーザー投票で決定した。
「100年後のPontaの森」模型設置
毎年10月を「Green Ponta SDGs月間」に制定
新たな企画として、SDGsピースコミュニケーションシティを制作し、「100年後のPontaの森」模型設置を行う。SDGsピースコミュニケーションシティは、SDGsのテーマのもと、未来のサステナブルな都市をイメージして製作されたミニチュアの街だ。2030年以降、未来の世界を考える「第1回こども未来国連会議」が3月28日に開催されたが、そこに参加した子供たち、お年寄りや人と暮らす動物、芝生でくつろぐカップルや車いすで散歩する人の3Dフィギアが配置され、ダイバーシティで人々が集まり、輝くことのできる街を表現した。模型は、東京・有明にあるミニチュア型テーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO」に設置される。コンセプトは「自然と人間が、共存共栄する未来」となり、模型は11月下旬から設置される予定だ。
また、新企画として、北海道美幌町での「Pontaの森」誕生を記念して、毎年10月を「Green Ponta SDGs月間」に制定した。1億人のPonta会員を巻き込み、誰もがSDGsの取り組みに参加できる機会を検討していく。具体的には、取り組んだSDGsアクションのSNS投稿キャンペーンの実施、「Pontaの森」成長レポート配信、SDGsをテーマにしたセミナーの開催、などをイメージしている。
「Green Ponta Action」は天気、スコアリング、アバターなど機能追加
提携先などと環境保全や地域活性化につながる買い物を促進
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