2021年12月15日12:58
クラウド型電子契約サービス「Great Sign」を提供するTREASURY(トレジャリー)は、クレディセゾン、デジタルガレージ子会社のDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)と提携し、2021年12月15日より決済システム「Great Sign Payment(グレートサインペイメント)」の提供を開始した。
トレジャリーが提供する電子契約サービス「Great Sign」の利用者に対し、追加料金なしで契約締結と同時にクレジットカード決済できる機能「Great Sign Payment」を新たに付与する。契約締結後に発生する請求手続きまでの業務をオンライン上でシームレスに完結し、利用者のさらなる利便性向上を図るそうだ。
「Great sign」は、オンラインで契約を締結できるクラウド型電子契約サービスとなる。これまで紙と印鑑で行っていた煩雑な契約および管理に付随する業務をオンライン上の管理画面を介して行うことができるため、契約に伴うコスト、対応時間、契約書の保管スペースを削減できるという。電子署名法、電子帳簿保存法、e文書法の関連法案に凖処しており、法務省が指定する商業登記に利用可能な電子署名サービスにも認定されている。
トレジャリー、約3,600万人(関連会社含む)のクレジットカード会員を有し、全国に営業ネットワークを持つクレディセゾンでは、BtoB向けの各種サービスを提供している。両社が決済代行のDGFTと提携し、電子契約から即時決済までのワンストップ体制を整えることで、双方の強みを活かしたシナジー効果を狙う。
「Great Sign Payment」では、契約書の送信時に支払額や請求タイミングなどの決済情報を追加するのみで請求業務が完了する。Great Signの利用者は追加費用を支払う必要はなく、電子契約書への署名依頼と同時に、契約内容に基づいたクレジットカード決済をクラウド上で行うことが可能だ。定期と都度決済のどちらにも対応しており、取引のスピード化や代金の回収リスクの回避、請求業務の簡略・自動化ができるとしている。
なお、利用対象は、電子契約サービス「Great Sign」の有料ユーザー(月額8,580円(税込)となる。手数料は法人が2.0%~、個人が2.8%~。対応カードは、Visa、Mastercard、セゾンカードとなる。
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ペイメントナビ編集部
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