Adyenが日本での展開を強化、Jonathan Epstein氏がカントリーマネージャーに就任

2022年2月18日9:32

グローバル決済プラットフォームを提供するAdyenは、2022年2月16日に記者説明会を開催し、グローバルやアジアでのビジネスについて紹介するとともに、Jonathan Epstein(ジョナサン エプスタイン)氏を日本のカントリーマネージャーに任命すると発表した。

前年比で決済処理数 70%増、売上46%増
マレーシアなどアジアでの投資も強化

記者説明会では、Adyen アジア太平洋地域社長のWarren Hayashi(ウォーレン ハヤシ)氏がグローバルやアジアでのビジネスの状況について紹介した。ハヤシ氏は「非常に堅調な1年を過ごすごとができました」と成果を述べる。Adyenのプラットフォームを活用して、加盟店でデジタル革命が起こっているとした。対前年で比べると、小売りや旅行がリバウンドを見せている。2021年の下期の処理数は3,000億ユーロとなり、前年同期比 72%増となった。

Adyen アジア太平洋地域社長のWarren Hayashi(ウォーレン ハヤシ)氏

2021年通期の業績として、処理数が5,160億ユーロ相当(前年比 70%増)、売上は10億ユーロ(前年比46%増)となっている。

また、売上は5億5,650万ユーロで、前年同期比47%増となり、ホームテリトリーとなる欧州地域外からの貢献が40%となった。アジア太平洋地域は堅調に成長しており、2021年下期は51%の成長で、売上の10%を占めた。Aydenのビジネスは今後も成長が続くとみている。

アジアへの投資として、新たにマレーシアにオフィスを開設。グローバルの加盟店のマレーシアへの進出に加え、マレーシアの企業のグローバル進出をサポートしている。また、グローバルでは、スペイン・マドリッドと米国・シカゴに2つのテックハブを開設した。採用も積極的に進めており、従業員数は全世界で2,180人、アジア太平洋地域は約190人(東京は19人)となっている。

グローバル企業の採用が加速
MonotaRO等に「Pay by Link」ソリューション提供

Adyenの強みは、自国から海外市場への進出、海外市場から日本などへの進出をサポートできる点だ。ファッションブランドでは、新たにSHEIN、LVMH、MONCLERなどにサービスを提供している。また、おもちゃのトイザらス・アジア、モバイルブランドのONEPLUS、キャッシュバック・リワードプログラムのSHOPBACKも加わった。そして、BtoB企業とのパートナーシップとして、MonotaRO、ROLLERにサービスを提供している。ハヤシ氏は、今後も既存のマーチャントのパートナーシップを拡大し、グローバルでの成長をサポートしていきたいとした。

新たに日本のカントリーマネージャーに就任するエプスタイン氏は、30年以上の金融、テクノロジの経験がある。また、日本語も流暢だ。Adyen 入社前は、Cornerstoneで日本のチームを率いてきた。さらに、AIG Corporation Japan、PayPal、Softbank、NASDAQ Japan、およびAsurion Japanでの勤務経験から、市場や業界に関する幅広い知識を有しているそうだ。

日本カントリーマネージャー ジョナサン エプスタイン氏。国内ではMonotaROが東南アジアの法人顧客向けに決済を最適化

エプスタイン氏によると、この2年間でのレストラン、ホテルなどでの前向きな経験によって顧客体験が強化され、eコマースや決済をより快適に利用できるようになったという。利用者は、さらにデジタルをさらに快適に感じられるようになり、2022年はさらなるデジタルトランスフォーメーションの波が起こるとした。これらは全く新しい産業に影響を与え、従来のショッピングジャーニーを刺激的な方法で変化するため、今後もより高度なショッピング・エクスペリエンスを提供することが求められる。

Adyenは、支払い方法としてリンク決済の「Pay by Link」等のソリューションを提供することで、パンデミック禍の加盟店の課題を解決してきた。加盟店はレジの摩擦を減らし、顧客との関係をさらに強化することができるという。

決済は単なる財務機能ではなく、集客の重要なファクターになっているが、Adyenでは、決済と顧客のインサイトを結び付けるユニークな機能を提供しているそうだ。技術革新により、加盟店のクロスボーダーショッピングをサポート。例えば、高級ブランドは店舗のオーダーメイドのサービスをオンラインで提供できているとした。企業はより戦略的な投資を行う必要があるが、「Adyenの強みとするシングルプラットフォームで企業の課題解決に貢献していきたい」とエプスタイン氏は意気込みを見せた。

国内で展開する3つの差別化ポイントとは?
チームのローカライズでさらなる成長を加速

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