2022年4月22日15:50
JTBは、大黒屋と業務提携を行い、2022年4月20日~2022年5月8日まで利用者の家庭に眠っている中古ブランド品を、旅の思い出に変える新サービス「たんす資産かたづけ旅」の概念実証(POC)を、日本で初めて実施している。
大黒屋が利用者から引き取った中古ブランド品の査定額相当分の10%を上乗せした額を、JTBのポイントプログラムである「JTBトラベルポイント」として、JTBステージ会員の利用者に付与する。家庭に眠る資産の有効活用を大黒屋と共に推進し、利用者に最適な旅行を提供することによって、利用者の人生にとって大きな価値のある体験「コト消費」や感動を提供するとともに、新たな旅行需要の創出を目指す。
具体的には、①自宅に保管されている不要になったブランド品を、大黒屋の鑑定士が鑑定・査定、②鑑定・査定終了後、大黒屋にて利用者の「JTBトラベルポイント」番号を聞く、③後日、JTBよりポイントを付与、④「JTBトラベルポイント」を利用して旅行に出かける、という流れとなる。
なお、実施対象者は、JTBステージ会員(プラチナ、ゴールド、シルバー)に該当し、JTBトラベルメンバー(MyJTB)登録が完了している東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県に住む人となる。
日本では、国内市場の成熟化に伴い、商品・サービスの機能・所有に価値を感じて消費する「モノ消費」に代わり、商品・サービスによって得られる経験・体験に価値を感じて消費する「コト消費」が拡大している。JTBは、ブランド品を所有しつづけることよりも、家族や友人との旅行体験により価値を感じる人が増えているのではないかと想定し、大黒屋との提携による、中古ブランド品と旅行の交換サービスを構想したそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト