2023年4月3日23:00
富士通は、リテールテックJAPAN2023において、流通向けAPI基盤 「Flexible Commerce (Brainforce)」を活用したAIショッピングカートのデモを実施した。AIショッピングカートを提供する企業は増えているが、スマホアプリと連携するなど、店舗は既存の会員基盤を生かしたままサービス提供が可能だという。
“高級なお買い物”がコンセプト
バーコードのない商品にも画像認識で対応
富士通の「Flexible Commerce」は、顧客接点の提供価値を最大化するという。顧客は店舗において、スマートフォンによるウォークスルーチェックアウトやキャッシュレス決済が可能だ。すでに、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスのスマートフォンアプリ「Scan & Go ignica(イグニカ)」などで活用されており、ウォークスルーチェックアウト「Scan&Go」は数多くの店舗で活用されている。
富士通ではAIショッピングカートの開発を進めているが、「Scan&Go」の世界観を損なうことなく、スマートフォンアプリと連携したサービス提供が可能なサービスを紹介した。AIカートには重量センサー、画像認識、レコメンド機能等を実装している。今回の展示品は“高級なお買い物”をコンセプトとしており、カートのデザイン性も意識したそうだ。
事前に会員情報やクレジットカード番号などを登録した利用者は、スマートフォンアプリのQRコードをAIカートにかざして、会員情報を連携する。
AIカートでは、利用者自身にあったクーポンやおすすめ商品の情報が連携される。利用者は購入したい商品を選び、AIカートのバーコードリーダーにスキャンして商品を追加する。
果物など「バーコードなし商品を入れる」を選択すると、画像認識機能を利用できる。例えば、バナナをカートに入れると「フィリピン産バナナ」「Delmonteバナナ」など候補が表示され、利用者はその中からカートに入れた商品を選択可能だ。
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