2023年5月24日15:30
Feitian Technologies社の日本総代理店である飛天ジャパンは、スマホアプリに代わるOTPトークン認証専用デバイス「OTP c610」を日本国内で提供開始した。
パスワードのみによる認証はセキュリティ課題の1つであり、セキュリティ強化の一環として、さまざまなWebサービスではログイン時の多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)を実装し始めた。
スマホにAuthenticatorアプリをインストールし、MFAデバイスとしてスマホを使用するケースが一般的だが、「OTP c610」は、社用スマホが支給されていない社員やスマホを持ち込めない環境でスマホアプリに代わり、多要素認証(MFA)ワンタイムパスワード(数字6桁)を生成する認証専用器となる。グローバルではオランダやドイツの銀行に採用されているという。
特徴として、ユーザー自身で画面に表示されたQRコードをOTP c610で読み取ると登録が完了する。また、電源を立ち上げるとワンタイムパスワードが表示されるため、ログイン時にそのパスワードを入力するのみとなる。さらに、社用スマホを支給してない社員に対して、モバイルAuthenticatorアプリの代替機として利用ができる。
国際標準規格OATH TOTPに準拠しているため、他のOATH規格に準拠した製品と連携させることが可能だという。