2023年6月17日7:00
東京医師歯科医師協同組合(以下、医歯協)と三菱UFJニコスはこのほど、医歯協組合員の医院等向けにDX(デジタルトランスフォーメーション)支援体制を構築、キャッシュレス決済やオンライン資格確認(マイナンバーカード)、デジタル診療等のシステム導入等を三菱UFJニコスがワンストップで支援する「医歯協DXサポート」の取り扱いを2023年6月19日に開始すると発表した。
医歯協は、関東・甲信越・静岡の1都10県で約5万4,000人が加入する医師・歯科医師向けの協同組合で、組合員にさまざまな情報・サービスを提供するなど、医院経営をサポートしている。同組合と三菱UFJニコスはこのほど、コロナ禍を契機とした医療現場のデジタル化ニーズの高まりを受け、同組合員の医院等におけるキャッシュレス化やDX促進に向け、同サービスを開始する。
「医歯協DXサポート」では医歯協が同組合員の医院等向けサービスとして提供、三菱UFJニコスがクレジットカードビジネスで永年培ってきたノウハウや提携ネットワークを活用し、同サービスの運営(窓口)を担う。
これにより同組合員は、決済手段をはじめ、オンライン資格確認(マイナンバーカード)やPOS(販売時点情報管理)システム、クラウド会計システム、自動精算機等の管理システムや、電子カルテなどの診療システムの導入および国・自治体への各種補助金申請手続きに関する窓口を一本化でき、組合員ごとの課題やニーズに沿った最適なDXを効率的に実現可能となるそうだ。
具体的には、三菱UFJニコス提携のシステム会社や医療系フィンテック企業等によるキャッシュレスやDXへの企画提案やシステム導入が可能だ。医歯協組合員は、窓口の一本化により、最適なDX基盤・診療システム等の情報を一から探す手間なく入手可能だ。また、複数のシステム会社の提案内容の比較・検討等の作業負荷が軽減できる。
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ペイメントナビ編集部
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