2023年6月28日7:20
フライトシステムコンサルティングは、共同印刷グループで決済ソリューション事業を行うTOMOWEL Payment Service(TPS)との提携により、2023年後半より決済売上をチャージして翌日以降の仕入れに活用できる国際ブランド付き法人カード「Tapionカード」の提供を開始すると発表した。
同社では2022年11月より、国内初となる市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」をパイロット展開している。Tapionは、タッチ決済を市販のAndroid端末で実現する技術「Tap to Phone」を使って開発された決済ソリューションで、専用決済端末の導入コストを抑えながらキャッシュレスを実現したいカフェ、カジュアルレストラン、キッチンカー、屋台、朝市などの小・中規模事業者、およびオフィスや家庭などへの訪問販売を行っている大手事業者などに向け、今後本格展開を予定している。
今回発表するTapionカードは、Tapionを導入した加盟店向けに発行するプリペイド式の売掛債権連動型国際ブランド付き法人カード(特許申請中)で、国内・海外のクレジットカード払い対応店(ネットショップ含む)で利用可能だ。
具体的には、加盟店はTapionを使った決済の前日までの未精算売上をTapionカードにチャージし、そのチャージ金額を利用してクレジットカード決済による各種仕入れ等に利用が可能となる。
近年、食材・アルコール類・乾物などのネット決済、業務系スーパーマーケットでの仕入れ等、B to B向けカード決済の導入が大きく普及してきており、Tapionカードを用いた仕入れのカード決済はそれらの流れととても親和性が高く、中小規模加盟店のキャッシュフローの改善に貢献できるとした。なお、すでにクレジットカード取扱加盟店としての審査が終了しているため、Tapionカードは短期間での発行が可能だという。
また加盟店の規模・従業員数に合わせて複数枚の発行も可能で、管理画面でカードごとの上限設定ができるクラウドサービスとなる。カードの利用停止もオンライン上で設定可能なため、カードの紛失・不正利用のリスクも最小限に抑えられるのが特徴だ。なおTapionカードはTPSとの業務提携によりTPSが同社に代行して発行する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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