2023年12月16日7:00
ジェーシービー(JCB)は、韓国・GLN International Inc.(以下、GLN)が提供するグローバル決済ネットワークの「Smart Code」対応について合意したと発表した。これにより、複数の海外コード決済事業者がSmart Code加盟店で利用可能となる。
2023年度中を目標に、GLN、KEBハナ銀行、KB國民銀行の韓国コード決済事業者の取り扱いを開始する。Smart Codeにおける海外のコード決済事業者対応はタイのカシコン銀行に続き、2例目の案件となるそうだ。
2023年に入り、インバウンド渡航が急速に回復するなか、アジア地域からの渡航者が、同年1~10月累計で約8割に上る状況だ。アジア地域のコード決済をインバウンド消費へ取り込むニーズも高まりつつあるが、事業者ごとにコード決済の仕様も異なるため、加盟店においてシステム・オペレーション面で導入負荷があった。
このような状況への対応として、JCBはGLNと協業し、同社の決済ネットワークがSmart Code対応することで、海外のコード決済事業者が日本のSmart Code加盟店で利用できるようにする。
Smart Codeを導入している加盟店は、追加の契約やシステム・オペレーション対応が必要なく、海外のコード決済事業者の取り扱いが可能だという。
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ペイメントナビ編集部
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