2023年12月19日14:40
アイリッジの連結子会社でデジタル地域通貨事業を展開するフィノバレーは、同社がデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」のシステム提供と運用支援を行う東京都板橋区のデジタル地域通貨「いたばしPay」のユーザー数が2023年12月14日に10万ユーザーを突破し、また加盟店数が1,200店舗超、流通総額が52億円超となったと発表した。
「いたばしPay」は、板橋区の支援のもと、板橋区商店街振興組合連合会と板橋区商店街連合会が運営する、板橋区を対象とするデジタル地域通貨だ。物価高の影響を受ける区民と、新型コロナウイルス感染症の影響により売上が減少している区内事業者の支援を目的に、2022年10月に提供開始した。
2023年9月には都内初の試みとして、健康に関する活動をデジタル地域通貨と連動させ区民の健康と経済の支援を目指す「いたPay健幸ポイント」制度もスタートした。開始から約3カ月で1万6,000ユーザーが参加し、延べ1万5,000超のユーザーが1日あたりの歩数8,000歩を達成するなど、健康意識を高めることにつながったという。
「いたばしPay」では現在、板橋区内のおすすめスポットやグルメ情報の検索、散策ルートの自動作成などができる観光アプリ「ITA-マニア」との連動企画により、区内を巡るデジタルスタンプラリーの景品やフォト川柳コンテストの賞品に「いたばしPayポイント」を付与する取り組みを開始している。また、区民・事業者の省エネ行動推進を目的とする「いたばし環境アクションポイント事業」においても「いたばしPayポイント」が採用されたそうだ。
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