2023年12月25日7:00
デジタルガレージ(DG)とりそなホールディングス(りそなHD)は、2022年11月に締結した資本業務提携のさらなる強化について、2023年12月22日に合意したと発表した。両社は、決済事業・次世代Fintech事業の提携強化に加え、新たにスタートアップ投資とオープンイノベーション事業の協業を開始するという。
なお、同提携強化に伴い、りそなHDは、DGの第三者割当による自己株式処分と市場買付を通じ、DG株式の10%程度の追加取得を予定している。
社は、同提携強化により経営資源のさらなる融合を図り、双方の中期経営計画の注力事業として共に掲げる、決済事業の強化・シェア拡大と、金融・DXサービス等の次世代Fintech事業の成長加速を通じて、便利で安心・安全なキャッシュレス社会の実現につなげていきたいとした。
資本業務提携強化の主な内容として、りそな決済サービスを中核とした一体営業体制を通じ、りそなグループの法人顧客50万社へ決済サービスを提供するという。具体的には、①DGによる、りそな決済サービス(りそなHDの決済子会社 / 以下:RKS)の株式取得と持分法適用会社化、②RKSに対する、DGの最新の決済サービス提供と、営業強化に向けた人材の出向派遣および受け入れ、③りそなグループの800超の有人拠点や3,000名規模の法人ビジネス人材と連動する一体営業体制の構築および営業力強化、となる。
次世代Fintech事業では、多様化する顧客ニーズに応える次世代Fintechサービスを共同開発し、両社の顧客向けに提供するという。DGの決済加盟店に対する、RKSを含むりそなグループの金融ソリューションの提供に加え、多様化・高度化する顧客ニーズに応えるテクノロジーを活用した決済・金融・DXサービスの共同開発と両社の顧客への提供となる。
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