2023年12月27日7:00
警察庁と金融庁は、2023年4月および8月にインターネットバンキングにかかわる不正送金事犯による被害急増に関する注意喚起を実施するとともに、被害金融機関と連携し対策を講じているものの、その後も被害は拡大し続け、2023年12月8日時点において、11月末における被害件数は 5,147 件、被害額は約 80.1 億円となり、いずれも過去最多を更新していると発表した(2012年から2022年の数値は確定値、2023年の数値は、同年12月8日時点における暫定値)。
被害として、金融機関(銀行)を装ったフィッシングサイト(偽サイト)へ誘導する電子メールが多数確認されているという。このような電子メールや SMS に記載されたリンクからアクセスした偽サイトにIDおよびワンタイムパスワード・乱数表等のパスワードを入力しないよう注意を呼び掛けている。また、警察庁Webサイト「フィッシング対策」において、被害防止対策や被害発生時 の対処方法を公開しているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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