ライフカードの「Vプリカ」がリチャージ機能など大幅リニューアルした理由は?

2024年5月20日8:10

ライフカードは、2011年6月30日から、国内初となるネット専用のVisaプリペイドカード「Vプリカ」を発行してきたが、2024年5月15日に大幅な商品リニューアルを行い、繰り返しチャージ(リチャージ)ができる商品に生まれ変わった。今回のリニューアルの背景や期待される効果、ブランドプリペイド市場への見解などについて、ライフカードに説明してもらった。

池谷貴

利用の用途によって選べる4種類の中から選択できる。途中でアップグレードも可能(ライフカード)

ニーズやスタイルで4種類から選択可能に
「Vプリカギフト」は従来通り使い切りに

「Vプリカ」は、インターネット上のVisa加盟店なら世界中どこでもクレジットカードと同じように利用できる、ネット専用Visaプリペイドカードだ。現在はさまざまな企業がブランドプリペイドカードを発行しているが、2011年6月に同社が国内で初めて発行した。これまでは使い切りタイプだったが、5月15日のリニューアルを機に”繰り返しチャージができる商品”となる。

利用者は、ニーズや利用スタイルに沿って下記4種類の中から選択できる。いずれのタイプもコンビニエンスストアでチャージコードを購入することですぐに使用可能だ。

(1)現在のVプリカに一番近い機能となるネット専用「Vプリカ」(残高上限10万円)
(2)実店舗でもネットでも利用できる「Vプリカリアル」(残高上限10万円)
(3)ネット専用で本人確認が必要な「Vプリカ+」(残高上限100万円)
(4)海外を含めた実店舗やネットでも使え、本人確認が必要な「Vプリカ+リアル」(残高上限100万円)

なお、コンビニエンスストアなどの店頭で陳列されている「Vプリカギフト」などについては、これまでと同様にアカウント登録不要でカード番号使い切りとなるそうだ。

リニューアルの背景は?
リアル加盟店などより幅広い用途で利用可能に

――貴社は国内でいち早くブランドプリペイドを開始したが、これまでのVプリカ発行の成果について聞きたい。また、利用者の属性や傾向についてはいかがか?
ライフカード:審査不要・すぐに使えるネットでの決済手段として、まだクレジットカードを持っていない若年層の方を中心にご利用いただいています。

利用者は、若い男性を中心とした利用者層に加え、現金主義やセキュリティを気にされてクレジットカードを持たない等といった層が多く、さまざまな加盟店で幅広く利用するよりも「オンラインショッピング」「ゲーム」といった特定の加盟店で利用する傾向にあります。

――オンラインではAmazonの利用がやはり多いのか?
ライフカード:Amazonでの利用は多いものの、さまざまなECサイトを利用されており、オンラインゲーム等での利用にも多くご利用いただいております。

――大幅な商品リニューアルに至った背景は?
ライフカード:「手軽に購入出来てネット環境で直ぐ使える」という点は評価いただいていましたが、その一方で「毎回カード番号が変わる」「リアル加盟店で使えない」といった点に対するお客様からの改善要望も多くいただいていたため、今回の大幅リニューアルに至りました。

――従来は使い切りだったが、新たにリチャージ対応したことにより期待される効果について聞きたい。また、利用上位の加盟店は変化すると見ているか?
ライフカード:従来の使い切り型のように限られた用途で利用されるだけではなく、リチャージ・リアルカード発行により日常利用も含め、より幅広い用途でご利用いただくことを期待しています。

今回のリニューアルにより、リアル加盟店での日常利用や動画コンテンツなどのサブスク利用が増加していくことで、全体的な取扱高の底上げに繋がることを期待しております。

「景品」「謝礼」「インセンティブ」の利用を強化
今後のVプリカやブランドプリペイド市場は?

――新サービスがSlash Fintech Limitedで発表されたが、他にも新Vプリカは何社くらい引き合いが寄せられているのか?

「Slash Vプリカ SHOP」では、1万円からVプリカを購入できる。暗号資産決済「Slash Payment」は、現在、Mantle Network、BNB Chain、Polygon、Avalanche、Astar、Arbitrum One、Optimism、Oasys、Ethereumの9種類のブロックチェーンに対応しており、「Slash Vプリカ SHOP」においては、ステーブルコインや各ブロックチェーンのネイティブトークンをはじめとして、さまざまな暗号資産でVプリカを購入することが可能(ライフカード)

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