2024年7月31日7:50
デジタルガレージグループのDGコマースは、EC事業者におけるデータドリブンマーケティング推進の支援を目的に、ACROVEと業務提携し、データマネジメントプラットフォーム「Commerce Data Insight(コマースデータインサイト)」の提供を開始した。
「Commerce Data Insight」は、EC事業者やACROVEが保有する各種データや3rd Partyデータ等のデータリソースを収集・統合し、多岐にわたる分析機能をもとにデータドリブンな意思決定や施策遂行を実現するデータマネジメントプラットフォームだという。「Commerce Data Insight」がデータ活用に関わるすべてのプロセスをカバーし、示唆出し、戦略設計、実行運用、効果測定まで、一連のプロセスをサポートするため、事業戦略の立案や改善、広告運用の最適化、SNSプラットフォームでのターゲティング、ECサイトの改善、新商品の企画・開発、CRM戦略の強化、AIを活用したパーソナライゼーションなど、多岐にわたる施策のスピーディな実行を支援するという。
具体的なサービスの特徴として、個別ユーザーレベルでのターゲティングやパーソナライズドなコミュニケーションが可能となる。また、リアルタイムでの顧客行動のモニタリングと分析により、顧客のニーズに応じたサービスを提供し、ロイヤリティを高めるそうだ。さらに、データ駆動の意思決定により、市場変化に迅速に対応し、持続可能な成長を支援するという。
提供機能として、事業者が保有するECデータ、店舗データ、決済データ、マーケティングデータと、ACROVEが保有するECモール統計データ、3rd partyデータなど多岐にわたるデータを収集可能する。また、収集したデータは、マーケティング顧客統合基盤によって統合・分析。分析機能で、マーケティング施策の効果的な実行をサポートする。さらに、イベント分析、リテンション分析、アトリビューション分析、ファネル分析、ユーザーパス分析、LTV分析など、オンラインだけでなくオフラインのデータも活用しつつ、さまざまな側面からの行動解析が可能だ。そのほか、属性分析、デシル分析、RFM分析、CTR分析などを通じて、顧客の行動パターンや価値を詳細に把握する。
DGコマースはDGグループのコマースビジネス戦略を担う中核企業として、ACROVEと連携し、決済・EC支援事業を展開するグループ会社の顧客に対しても「Commerce Data Insight」の提供を推進していく。さらに、決済データ、ポイントデータ、メディアデータ、会員データ、統計データ等、DGグループが有する豊富なデータリソースを統合し、事業者やプラットフォーマーが保有するデータと組み合わせることで、データを軸にしたより高度な施策提案・実行を実現するソリューションの開発を目指してパートナーシップを拡大させていく予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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