2024年8月13日9:30
セブン銀行は、スマートホテルソリューションズへ、セブン銀行第4世代ATMを活用したサービス「+Connect(プラスコネクト)」の「ATM窓口」サービスを、2024 年 12 月より導入することで基本合意したと発表した。「+Connect(プラスコネクト)」において、ホテル業界では初めての導入となる。
「+Connect」は、ATMでさまざまな手続き・認証の窓口となる世界を目指し、セブン銀行が金融・非金融問わず、さまざまな事業者に向けて提供する各種サービスの総称となる。その1つである「ATM窓口」サービスは、セブン銀行新型ATMで本人確認を伴う各種手続きを受付することができるサービスだ。これまで対面で行う必要のあった手続きを、セブン銀行ATMで原則 24 時間 365 日行うことができる。
スマートホテルソリューションズは「ATM窓口」サービスを自社運営ホテル「bnb+」のチェックインに活用する。同ホテルでは、これまで一部店舗を除き、現地でのチェックインが必要だった。今後は「ATM窓口」によるチェックイン方式を導入することで、利用者はセブン-イレブンや商業施設、駅等の公共交通機関にあるセブン銀行新型 ATMで事前チェックインが可能となり、ホテルでの待ち時間が削減できるという。
また、スマートホテルソリューションズは「ATM窓口」の活用により、ホテル・旅館業界の法令で求められる宿泊者情報を迅速かつ安全に取得することができるという。さらには、チェックイン業務等の省人化・業務効率化により、人手不足という業界課題の解決につなげる。
チェックイン方法は、利用者が WEB サイトにてホテル「bnb+」を予約すると QR コードが発行される。利用者が最寄りのセブン銀行ATMでこの QR コードをかざし、本人確認(容貌撮影と本人確認書類の照合)を実施するとチェックインが完了する。これにより、当日、宿泊ホテルへの入館が顔認証のみで可能となる。
将来的にはセブン銀行ATMでの訪日外国人によるチェックインや宿泊代金の事前決済の受付など、サービス拡大に向けた検討も共に行うという。
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ペイメントナビ編集部
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