2024年10月30日8:00
丸井グループのエポスカードは、20~30代の利用者が多く保有しているカードだが、独自性のあるデザインカードを発行するとともに、年間利用額に応じた特典を提供する「エポスゴールドカード」「エポスプラチナカード」の発行を強化している。同社ではグループ内外の決済やクレジットカード積み立ての「tsumiki証券」など、定期的にエポスカードで決済してもらうことで、継続的なLTV(ライフ・タイム・バリュー)の拡大を目指しているそうだ。
プラチナ・ゴールドカード会員は全体の45%
ゴールド会員の大半は一般会員からの切り替え
エポスカードは、全国の政令指定都市を中心に展開する「マルイ」「モディ」に加え、北海道から鹿児島まで、各地の商業施設との提携カード発行を通じて、発行拠点の全国展開を進めている。若者や女性などの会員層も多く、ファーストカード率も高い。エポスカードでは、全国の飲食店やカラオケ、美容室やネイル、遊園地での割引、スパや温泉での入場料優待などが受けられる。
エポスカードの24年3月期の会員数は760万人、うちプラチナ・ゴールド会員は340万人(45%)だ。
「弊社は市場シェアではなく、LTV(ライフ・タイム・バリュー)重視の戦略をとっています。末永くお付き合いいただく中で、分割払いやリボ払い、他のサービス商品をご利用いただき、お取引を多層的に積み上げていくことで収益を高めています。弊社のゴールド会員のうち、大半は一般券面からのお切替です。お切替によってメインカード化が進み、加盟店利用をはじめその他金融サービスのご利用も加速することからゴールドカードの会員訴求を強化しています」(エポスカード)
「選べるポイントアップ」特典でポイント最大3倍
利用額に応じてボーナスポイント獲得
エポスカードの年会費は無料だが、エポスゴールドカードは通常申し込みの場合、年間利用金額50万円以上で翌年以降の年会費が無料となる(通常年会費5,000円)。また、インビテーションによって、一度無料のゴールドカードを手に入れると、それ以降はカードを使わなくても年会費無料のゴールドカードを維持できる。
ポイントの有効期限がエポスカードは2年のところ、ゴールドやプラチナは無期限となる。また、「選べるポイントアップ」特典では、3ショップまでポイントが最大3倍となる。ゴールド会員は、年間50万円の利用で2,500ポイント、100万円の利用で1万ポイントを獲得可能だ。また、プラチナ会員は年間100万円~1,500万円までの9段階で年間ボーナスポイントがアップし、例えば100万円で2万ポイント、500万円で5万ポイント、1,100万円で8万ポイント、1,500万円で10万ポイントを獲得できる。プラチナ会員については、「お誕生月ポイント」2倍の特典もある。
なお、プラチナ・ゴールド会員からの紹介の場合、その家族も年会費永年無料でゴールドカードに申し込み(通常年会費5,000円)が可能だ。また、ポイントも家族全員で1エポスポイントからシェアできる。
一般からの切り替えで単価が上昇
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