2025年4月1日8:30
PayPayは、2024年の「PayPay」の決済回数が74.6億回を突破し、キャッシュレス決済全体の388億回の中で「PayPay」の利用が約5回に1回となったと発表した。なお、コード決済全体の決済回数は昨年比23%増の115億回超えとなり、そのうち「PayPay」におけるシェアは、2020年から引き続き約3分の2を占め、国内No.1のコード決済サービスに成長しているそうだ。
経済産業省が公表した日本のキャッシュレス比率の目標は、2025年までに40%、将来的には80%を目指す中で、2023年に39.3%、2024年に42.8%と、2025年の目標を1年前倒しで達成した。決済金額におけるキャッシュレス比率の内訳は、1回の決済金額が大きいクレジットカードが大きなシェアを占めているが、2024年の決済回数においては、クレジットカードの203億回に対して、コード決済が115億回と、クレジットカードの半分を超えてきている。2022年には、決済回数、決済金額共に電子マネーを超えた。
キャッシュレス決済全体の約2割の決済回数を保有する「PayPay」は、他のキャッシュレスサービスと比較しても大量の決済データを保有し、マーケティング施策や「PayPayカード」の与信への活用が始まっているという。加盟店向けの資金調達にも決済データが活用され、決済データを基に調達可能な資金や精算する割合をAIが判断し、即日資金調達できるサービスを提供しているという。
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ペイメントナビ編集部
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