2025年4月8日9:00
SMBCグループ(三井住友銀行・三井住友カード)は、2025年4月7日、新たな金融のリアル拠点「Olive LOUNGE 船場」を大阪・船場に開業した。Olive LOUNGEは、銀行・カフェ・シェアラウンジが一体となった新しいコンセプトの空間であり、2023年に渋谷で始動した1号店、下高井戸、高円寺(いずれも東京)に続く4店舗目。関西では初の出店となる。(大澤 日出男)
次なる金融の未来を発信
リアルとデジタルを融合
本施設は、三井住友銀行と三井住友カードの共同商品「Olive」を軸にした“暮らしと金融の融合”を体現したものである。4月4日に開催されたメディア向け説明会では、FM802のDJである加藤真樹子氏が司会を務めた。
まず初めに登壇したのは、三井住友銀行 デザイナーの野田智美氏。船場という地が、同グループの前身である住友銀行のルーツであることに触れた上で、「今回のオリーブラウンジ開業はルーツに立ち返りながら、次なる金融の未来を発信していく、私たちの意思の表れです」と語り、同施設の開業に込めた意味を明かした。
Oliveは「暮らしを丸く繋ぐ」をコンセプトとした総合金融サービスであり、銀行・カード・証券・保険をワンストップで提供する。Vポイントを通じた投資や買い物が可能な点も特徴で、リアルとデジタルを融合した利便性が、多くのユーザーから支持されている。
Olive LOUNGEはその思想を体現した空間であり、野田氏は「デジタル上で取引が完結する時代だからこそ、リアルな場である店舗でしか提供できない価値が求められている」と述べた。
1階は銀行窓口とスターバックスを併設
Olive決済でVポイント10%還元
同施設では、1階に銀行窓口とスターバックスを併設、2階はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手がけるSHARE LOUNGE(シェアラウンジ)となっている。来訪者はカフェでくつろぎ、シェアラウンジで作業や打ち合わせを行いながら、必要があれば銀行スタッフに相談できる。「生活の一部として自然に存在する場所、“A Place To Be”をコンセプトに金融空間を再定義しています」との言葉の通り、金融機関としての機能とライフスタイルの融合が図られている。
加えて、Olive会員専用のエリア「Oliver's Place」では、学生の自習やフリーランスのPC作業など、これまで金融機関と接点の少なかった層との接続も実現されている。
Olive決済を活用すれば、スターバックスやシェアラウンジの利用でVポイントが10%還元される。また、ビジネスパーソンにとってあると嬉しい設備や備品の充実や空間設計の工夫も施されており、快適性にも配慮がなされている。
アートと金融を融合へ
3社共創の異業種連携の象徴的な成果
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。