2025年9月16日7:53
電子決済サービスのトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、JR西日本の新決済サービス「Wesmo!(ウェスモ)」をTMNの決済ゲートウェイサービスの取り扱いブランドとして提供を開始した。
「Wesmo!」はJR西日本が2025年5月に提供を開始した新しいスマホ決済サービスだ。JR西日本では2030年までに300万人の利用を目指して利用店舗の拡大が進められている。
TMNが提供するキャッシュレス決済ゲートウェイサービスは、現在、全国の店舗などに設置された110万台の決済端末に接続しており、対面決済領域で国内有数のシェアを誇っているという。このほど、TMNの取り扱いブランドに「Wesmo!」を追加することによって、すでにTMNと接続している店舗において「Wesmo!」の導入が容易となり、店舗への導入拡大が期待されるそうだ。
国内のキャッシュレス決済比率は2024年に42%に達し、2025年までに40%とする政府目標は1年前倒しで達成された。キャッシュレス決済利用の広がりとともに決済手段も多様化し、利用者の決済ニーズも多岐にわたっている。これにより、店舗ではユーザーの利便性確保のため多数の決済手段への対応を求められており、新たな課題となっている。
TMNは、クレジット、電子マネー、QR・バーコード決済などさまざまなキャッシュレス決済をワンストップで提供可能なゲートウェイサービスを提供しており、店舗の利便性向上につなげているという。
なお、「Wesmo!」は、J-WESTカード、ICOCAに続く、JR西日本が提供する決済サービスだ。「Wesmo!」はスマートフォンを使って支払いができる。利用者が店舗にあるBLUEタグ(専用NFCタグ)・QRコードを読み取る、または店舗が利用者の提示したQRコード・バーコード読み取るだけでお支払いができる。また利用者間で「Wesmo!」残高を送り合うことも可能だ。さらに、支払い金額に応じてWESTERポイントを貯めることや、支払いにWESTERポイントを利用可能だ。