2025年11月13日11:42
東武鉄道(以下、東武)と日立製作所(以下、日立)は、生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」において、従来の指静脈認証に加えて顔認証を追加することで、移動や入退室など日常生活のさまざまなシーンでの利用が可能となる。「指静脈」と「顔」の複数の生体認証を同一プラットフォーム上で提供する国内初のサービスとして、今後、企業や自治体などとの連携をさらに促進するという。

これまでSAKULaLaでは指静脈認証を中心に展開してきたが、場所の制約により専用装置の設置が難しい環境があるなど、指静脈認証だけでは十分な対応が難しいという課題が顕在化していた。また、今後、企業や自治体など各事業者が個別にサービスを提供するのではなく、相互に連携し合い、利用者にとってより便利な価値を提供する仕組みを実現していくためには、本人認証の方法を増やし、より幅広い世代に対応することが必要だったという。そこで、この度、ウォークスルー認証が可能な顔認証サービスの提供を開始するとともに、生体情報の登録もスマートフォンで行えるように対応する。
SAKULaLaの顔認証活用の第一弾として、2025年11月13日13時より、東武宇都宮線の改札での利用を開始する。対象区間の定期券保持者は、必要情報を登録することにより顔認証でスムーズに改札を通過できる。今後は、改札機器メーカーなどと連携し、東武以外の鉄道会社でも活用できる汎用性の高いシステム構築を進めていくそうだ。
具体的に、2026年春以降、オムロンソーシアルソリューションズ、日本信号、東芝、パナソニック コネクトと連携し、一部の駅でカメラ内蔵型の自動改札機を設置し、顔認証によるスムーズな改札通過が可能になる予定。
端末やアクワイアリング拡充
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