2012年1月31日18:00
決済代行事業者のGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、山梨県甲府市上下水道局が2012年1月検針分から導入した水道料金等のクレジットカード払いにおいて、クレジットカード決済収納代行業務を受託すると発表した。
今日の非対面クレジットカード決済の市場は、消費者の支払い方法に対するニーズや政府の推進する「i-Japan戦略2015」を背景に、物販の分野のみならずNHK放送受信料や電気・ガス料金などのインフラ分野にも拡大している。2006年には地方自治法が改正され、公金のクレジットカード払いが可能となった。
このような中、甲府市上下水道局においても水道料金・下水道使用料のクレジットカード払いが導入され、このクレジットカード払いにおけるクレジットカード決済収納代行業務として、GMO-PGの「自治体向けクレジットカード決済サービス」が採用されたという。
GMO-PGの自治体向けクレジットカード決済サービスは、日本年金機構(旧社会保険庁)や東京都・大阪府をはじめとする地方自治体に採用されている。同サービスは、クレジットカードの有効性確認および売上請求とカード情報更新業務を行う洗替サービスなどが一元化され短期間で導入できるASPサービスのほか、本人認証サービス「3-Dセキュア認証」に対応したオンライン申込機能や決済処理がメールで完結する機能など、各自治体の要望に応じて提供している。さらにGMO-PGでは、ISO/IEC27001:2005(JIS Q27001:2006)の認証を達成するほか、ペイメントカード業界におけるグローバルセキュリティ基準「PCIDSS」に完全準拠するなど、セキュリティの強化に取り組んでいる。また個人情報の取り扱いに関しても、プライバシーマークを取得するなどの体制を整備している。