2013年1月21日18:11
三井不動産グループは、首都圏を対象に行っている同社グループが供給する住宅居住者向けのメンバーシップサービス「三井のすまい LOOP」の会員数が、4万人を突破し、サービス提携店舗・施設が計300カ所超に達したと発表した。また 2013年1月から、三井住友カードおよび大日本印刷(DNP)と連携して提携店舗・施設数をさらに拡大し、同サービスをより一層強化していくという。
三井のすまい LOOPは、2012年 4月に発表した三井不動産グループの中長期経営計画「イノベーション 2017」における「住宅事業の進化」の一環として開始したサービスであり、直接的・間接的な顧客コミュニケーションを通じ、すまいとくらし全般に関するサービスを提供している。利用者は、会員登録を行うことで、同社グループ関連施設でのサービスはもちろん、レストランの手配、家電量販店での優待、家事代行など外部ビジネスパートナー企業のサービスが利用可能であり、サービスの受注についても累計1万5,000件を超えるなど順調な推移を見せているそうだ。
2012年は、野菜マルシェなどをマンションの共用部や戸建集会室で行うイベント「LOOP LIFE FESTA」を13物件(約 8,000 世帯対象)で開催。提携事業者と居住者を直接(リアルに)つなぐサービスとして好評だったという。今回、「毎日のお買いものなど、居住地域でのより日常的なくらしの支援サービスを拡充して欲しい」という顧客ニーズを受け、実店舗・施設でのサービスの強化・拡充を図ることとなった。
今回のサービス拡大・強化にともない、提携店舗・施設での利用に際し、利用金額の最大50%の優待特典などを会員に付与し、会員居住地域内にある提携店舗・施設への来店を促し、居住者と店舗・施設とのより豊かな関係を醸成させる接点となり、三井のすまい LOOPをよりフェイス・トウ・フェイスで直接的な(リアルな)サービスへと進化させることで、同サービスの「リアルプラットフォーム」化を図っていきたいとしている。
施策としては、1,500 店舗を超える首都圏のレストランの空席状況を、専用システムを通してリアルタイムで把握し、希望のレストランへの予約を代行するサービスを2013年1月18日から開始する。1月10日からは、三井不動産レジデンシャルと、日の丸リムジンとの提携による、マンション専任ドライバーが運行する専用車両を地域の会員でシェアリングする実証実験を開始している。そのほか、外部ビジネスパートナー企業との連携により、「家族で参加できる通年農業体験プログラム」、「乳児同伴で参加できる各種ママイベント」、「定期講習会」などのサービス提供を予定しており、順次拡大していくという。