2013年2月27日19:14
石垣市とイオンは、2013年2月26日、地域貢献協定の締結に合意したと発表した。
今回の協定の目的は、石垣市とイオンの双方が持つ資源を有効に活用し、石垣市の一層の活性化と市民サービスの向上に協働して取り組むこととなる。
同協定の締結により、石垣市とイオンは、石垣産物産品の販路拡大のほか、環境保全活動や観光振興、地域防災対策、電子マネー「WAON」を活用した地域振興などについて協力し、さまざまな取り組みを進めていく。
同協定の取り組みの第一弾として、イオンは「石垣島ゆいまーるWAON」を3月1日より発行する。同カードの発行手数料は1枚300円(税込)で、チャージ可能金額は上限5万円(一回あたりのチャージ金額は2万9,000円)となる。まずは、沖縄県内の総合スーパー「AEON(イオン)」「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」37店舗で販売をスタートし、その後全国へ拡大する予定で、初年度3万枚の販売を目指す。
イオンなど全国15万7,500カ所のWAON加盟店で石垣島ゆいまーるWAONを使用して支払いされた金額の一部をイオンから寄付することで、石垣市のまちづくりや自然環境の保全事業に役立ててもらうという。
石垣市とイオン琉球は、2011年6月に「物産販売奨励協定」、同年9月に「災害時における被災者に対する防災活動協力に関する協定」を締結している。これまで両者は、地産地消の推進や地域の振興など、数多くの協働を進めてきたが、今回の地域貢献協定の締結を契機に、イオングループの総力を挙げて、国内外において石垣市の魅力を伝える取り組みや、市民を対象にした新サービスの創出などを進めていく方針だ。