2013年4月24日9:00
米国の銀行が第1四半期の業績を発表している。
シティのカード部門の収益は、前年対比1%マイナスの20億ドルだった。リボルビング残高が前年対比5%減少したのがひびいた。これを金利スプレッドの改善でなんとか吸収したが、前年対比はマイナスとなった。
チェイスのカード残高も前年対比3%のマイナス。平残は1,236億ドルだ。ローン収益率は12.83%で、前年の12.22%より改善している。
チェイスのカード取扱高は好調で、前年対比9%アップ。947億ドルだった。加盟店取扱高は前年対比15%増で絶好調。1,758億ドルの取扱高だった。トランザクション件数は前年対比22%アップだ。
クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードなど、多様な決済手段が浸透し、カード発行やアクワイアリング取扱高はジャンプアップしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。