2013年6月10日11:53
三井住友カードとデジタルガレージは、ポイントと連動した実店舗への送客サービスを今秋から開始すると発表した。
三井住友カード会員向けショッピングサイト「ポイントUPモール」内で紹介する実店舗への訪問を予告したのち、一定期間内にその店舗でクレジットカードを利用すると、獲得できる「ワールドプレゼント」(三井住友カードがカード会員向けに提供するポイントサービス)のポイントが増えるO2O(Online to Offline)サービスとなる。
今回展開するサービスでは、実店舗への送客に向けたコンテンツをポイントUPモール内に新たに用意。コンテンツは今回のサービスに参加する実店舗の一覧などで構成されており、店舗の名称や所在地に加えて、その店舗で三井住友カードを使い商品を購買すると獲得できるワールドプレゼントのポイント倍率(2倍~20倍)が確認可能だ。利用者は一覧の中から自分が近々訪れたい店舗を選び、その店への訪問を予告するエントリーボタンをクリックする仕組みになっている。クリックしてから一定期間内に実際にその店舗で三井住友カードを利用して商品を購入すると、来店予告をした際に確認した倍率でワールドプレゼントのポイントが付与される。
同サービスは、ポイントUPモール内の専用ページにエントリーボタンを配置するだけで済むため、店舗側において、インフラ投資や新たなオペレーションが不要だ。また「来店」からさらに踏み込んだ、「購買」という消費行動における最終行為を確認することで、販促キャンペーンの実績把握が可能になるという利点もある。ユーザー側においては、事前に エントリーボタンをクリックの上カードを利用するだけで、表示倍率のポイントを獲得できるという手軽さが売りとなる。
なお、デジタルガレージは今回の取り組みにおいて、O2Oサービスに関連したコンテンツを含むポイントUPモールの運営・管理といった業務を担う。