2013年7月2日14:18
デジタルガレージは、クレディセゾンと、国内外におけるスタートアップ企業のインキュベーション事業や、ビッグデータ領域における事業について、業務提携に向けた基本合意をしたと発表した。
デジタルガレージとクレディセゾンは、2013年 3 月にecontext ASIA Ltd.へのクレディセゾンの出資とこれに伴う日本を含むアジア市場における決済サービス事業の共同推進を通じて、すでに事業連携に着手しているが、今回の業務提携は、これを決済サービス事業以外の領域に広げるものとなっている。
具体的には、①デジタルガレージのインキュベーション(起業支援)事業を通じたスタートアップ企業の共同育成及び事業連携、②ファンド等を通じた有望企業への共同出資及び共同インキュベーション、③両社が持つノウハウやサービス、リソース等を活用した、デジタルガレージが推進するビッグデータ事業を含む広告マーケティング事業における連携及び協働による新規サービスの提供となる。
インキュベーション事業連携においては、クレディセゾンが有する約3,50万人のカード会員や約890万人のネット会員のデータリソース、有効期限のない「永久不滅ポイント」とそれを活用したポイントサイト「永久不滅.com」等と連動したサービスの開発に必要な技術情報などを、グローバルに活動する起業家志向のエンジニアを支援するOpen Network Labを始めとしたデジタルガレージのインキュベーションセグメントに提供し、新たにネットビジネスを切り開いていくスタートアップ企業の共同育成および事業連携を推進することを計画している。
またビッグデータ領域における事業連携では、デジタルガレージや同グループが有するネット決済やリコメンデーションエンジンの運営、消費者向けサイトを通じて構築したメディアデータベースと、クレディセゾンが有する会員の属性・購買履歴などのデータベースの連携の可能性を追及し、 質の高いリサーチ/マーケティング支援事業、O2Oソリューション、決済サービス、新規サービスの提供を目指すという。