2013年8月5日13:39
econtext ASIA Ltd.は、三井住友カードの協力を得て、子会社のベリトランスが提供・販売するマルチ決済システム「VeriTrans3G」にポストペイ型電子マネー「iD」を追加し、三井住友カードと共同で国内のEC事業者向けに提供していくと発表した。
iDは、NTTドコモの提供する「おサイフケータイ」または、iD搭載のクレジットカードや専用カードで利用できる電子マネーとなり、累計発行枚数1,817万枚、月間決済件数2,051万件、iD対応決済端末数48万台(いずれも2013年3月末時点)となっている。
店頭だけでなく、iDに対応した携帯電話やスマートフォンでECサイトにアクセスした際に、内蔵する非接触ICチップにあらかじめ登録したクレジットカード情報を自動的に読み出すことで、オンラインショッピングにも利用可能だ。
ベリトランスはグループ会社のイーコンテクストとともにiDネット決済サービスを共同でEC事業者向けに提供していく。VeriTrans3Gは、ベリトランスの提供するマルチ決済システムで、電子マネー決済では「楽天Edy」、「モバイルSuica」、「Suicaインターネットサービス」、「WAON」に対応している。なお、イーコンテクストでは以前からiD決済システムを提供している。
一方、三井住友カードは、ベリトランス、イーコンテクストとともに、国内においてさらなるiDの推進に力を注いでいくという。