2015年1月5日19:21
九州産交バス・産交バス・熊本電気鉄道・熊本バス・熊本都市バスの交通事業者5社と、肥銀コンピュータサービスは、2015年4月1日から、熊本県内で交通や商業施設等で利用可能な、「熊本地域振興ICカード(愛称:くまモンのIC CARD)」のサービスを開始する。
熊本地域振興ICカードは、熊本県内の地域インフラとして、県内公共交通機関で利用できる交通乗車券機能(現行TO熊カードの後継)に加え、商店街・商業施設での買い物等に利用できる電子マネー機能を併せ持つカードになる。また、ポイントサービスも提供する。
「熊本地域振興ICカード」の利用可能範囲は、熊本県下全域上記交通事業者のバスと鉄道、熊本地域振興ICカード加盟店となる。また、事業運営会社は肥銀コンピュータサービスとなっている。
熊本地域振興ICカードポイントは交通系、商業系の「共通ポイント」となり、基本ポイントは100円につき1ポイントの付与を行う。また、学生カードは交通系利用時のみ100円につき2ポイント付与を実施(いずれも100円未満切り捨て)。さらに、ボーナスポイントとして交通系利用時には、基本ポイントとは別に、当月の交通系でのSF利用合計額に応じたボーナスポイントが付与されるという。
貯まったポイントは、交通もしくは商業系で1ポイント1円として利用可能だ。交通系で利用する場合は、ポイントからSFへの交換が必要となる。商業系で利用する場合は貯まったポイントをそのまま買い物に利用できる。また、ポイントからSFへ交換して利用することも可能だ。
加盟店のプロモーション機能として、①電子クーポン(電子にてクーポン券を発行するサービス)、②スタンプラリー(店舗・地域をまたいだスタンプラリーサービス)、③特殊ポイント(ボランティア活動参加時にポイントを付与するサービスなど)――を提供する。
そのほか、精算時にSF残額が、一定額を下回った際、あらかじめ設定した金額が自動的にチャージされる機能も提供する。利用には、別途申し込みが必要で、チャージされた金額はクレジット決済となるそうだ。
なお、「熊本地域振興ICカード」の商業施設等向け電子マネーシステム、およびポイントサービスシステムについては、ポイント・販促サービスを提供するトリニティがサービスを支援しているという。