2016年5月8日9:00
米国の送金フィンテックが3,850万ドルを調達した。シアトルに本拠を構えるレミリー(Remitly)である。
今回はシリーズCファンディングラウンド。ストライプス(Stripes Group)がリードし、新規のバルカン(Vulcan Capital)や既存投資家も参加した。
調達した資金は国際展開に使う。レミトリーは米国に次いで、カナダの移民へのサービスをスタートした。
カナダには740万人の移民がいるが、海外送金市場は年間230億ドルになる。大口はインドで、カナダからの送金額は29億ドル、つづいてフィリピンへは21億ドルとなっている。
レミトリーの特色はサードパーティに依存せず、独自の送金ネットワークを構築している点である。モバイルで送金でき、利用料も安い。
レミトリーの取扱高は10億ドルを超え、2016年第1四半期の前年同期比成長率は400%と急伸している。