2016年11月8日12:49
インテリジェント ウェイブ(IWI)と、米国のFirst Performance Corprationは、カード利用者が自身の決済カードの利用条件をリアルタイムにコントロールする「Budgeting Control&Alerts」クラウドプラットフォームサービス事業において提携し、2016年11月8日より顧客への提供を開始したと発表した。同提携により両社は、2018年までに10社への導入を目指す。
IWIは、First Performance社からBudgeting Control&Alertsのサービス提供を受け、Budgeting Control&Alertsプラットフォームへの連携システムの提供と、それに伴うサービス保守、システム保守の一次サポートを担う。First Performance社は、米国 Mastercard から出資を受け、また、カードコントロールに関する特許使用を許諾され、Budgeting Control&Alertsサービスを開発・提供する。
同サービスは、決済カードの管理設定(リアルタイムトランザクションコントロール)機能を持つアプリケーションの提供と、リアルタイムに決済結果のプッシュ通知(リアルタイムトランザクションメッセージ)を配信するサービスとなる。スマートフォンやタブレットなどのデバイス端末へアプリケーションをインストールし、決済カードを登録することで、カード利用者自身によるカード管理が可能だ。また、決済結果通知のほか、カードイシュアによるメッセージの配信や、加盟店ごとの特典メッセージを配信することもできる。
ペイメントカードとして、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードに対応。国際ブランドカードに加え、ハウスカードにも対応している。仕組みとして、トークン活用でカード番号を保護しており、ペイメントカードの国政セキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠(QSA によるPCIバージョン3、レベル1認定)。
さらに、利用許可する国を設定、日単位・月単位での利用上限金額を設定、自ら設定した条件以外での取引は不可――といった利用条件を設定できる。