2017年9月5日9:00
Amexはプリペイド事業をギフトカード大手のインコムに売却することになった。2018年初頭には売却を完了する予定。
Amexはクレジットカードだけでは限界があるとして、子供向けのギフトカードやプリペイド(Serve)、ウォルマートとの提携プリペイドカード(Bluebird)などを発行していた。
Amexはプリペイド事業でステータス志向から庶民派への転換を狙ったが、機能しなかった。もう一度ステータス志向へ回帰する兆しかもしれない。
インコムはAmexプリペイドの独占的なプログラムマネジャーとなり、事業を引き継ぐ。Amexのブランドは残す。
Amexはコストコ提携解消で大幅な減収減益となり、苦戦していた。とりあえずプリペイド事業の売却で一息つくことになるが、トップラインを上げる施策がみえてこない。