2018年7月3日19:27
Visaは、このほど2018年FIFAワールドカップ開会後の外国人旅行者による支出状況の分析を発表した。調査結果では、大会が開かれているロシア11都市でVisaを使用して行われたショッピングにおいて、5件に1件(17%)が非接触決済技術を使用して行われた。これには、スマートフォン、ブレスレット、指輪が含まれる。スタジアム自体では、非接触決済の割合は54%に上った(ロシアと海外のファンによる買い物)。
また、開催都市の11都市を平均すると、ビザのカード保有者は、1回当たり3575ルーブル(約56.65ドル)を支出し、米国からの観戦者の支出が最大となった。第2位と第3位は、中国とメキシコとなった。
観光客による支出が最も多い開催都市の上位5都市(スタジアム内とスタジアム外の両方)として、モスクワが17億ルーブル(2690万ドル)、サンクトペテルブルクが5億600万ルーブル(800万ドル)、ソチが1億400万ルーブル(160万ドル)、カザニが7,100万ルーブル(110万ドル)、エカテリンブルクが4800万ルーブル(76万800ドル)となった。
さらに、個別購入額の平均が最高となったカテゴリーとして、高級品が2万3,000ルーブル(364.55ドル)、宿泊が1万5000ルーブル(237.75ドル)、ファッションが8,000ルーブル(126.86ドル)となっている。
全体的に、開催都市での支払いの多くは、宿泊、ファッション、レストランのカテゴリーに該当する。
なお、スタジアム内での支出として、ルジニキ・スタジアムが支払取引の合計件数で最高を記録し、参観者は1億3900万ルーブル(220万ドル)を支払った。このうち7,100万ルーブル(112万ドル)はロシア市民以外の人々によるもので、6,800万ルーブル(110万ドル)がロシア市民のものだった。
2018年FIFAワールドカップ ロシアでは、支払カードを受け付けるすべてのスタジアムでVisaのみが支払サービスを提供している。スタジアム内では、Visaの非接触のクレジットカード、デビットカード、モバイル支払サービスによる支払いが可能であり、店頭端末は3,500個以上が設置され、最新の支払技術を備えた仮設売店が1,000店以上営業している。