2018年11月6日16:45
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、クレディセゾンと連携し、データ事業における共同商品開発・運営を開始したと発表した。これにより企業は、DACのDMP「AudienceOne」を通じてクレディセゾンが保有するオンライン・オフラインの購買ビッグデータを活用し、DSP「MarketOne」をはじめとするさまざまなプラットフォームで広告配信を行うことができる。
DACのDMP「AudienceOne」は、月間4.8億ユニークブラウザと9,000万のモバイル広告ID、1兆レコード以上の膨大なデータを保有し、そのデータを解析して高精度な3rdパーティデータを提供すしている。一方クレディセゾンは、30~50代の女性を中心とした約2,700万人の会員数を誇る。
今回の連携では、クレディセゾンの購買ビッグデータを、個人が特定できないクラスター(集団)情報に加工した上で、パーソナライズされた最適な配信を行う。クラスター情報には「会員属性」や「カード決済」、「ネットサービス利用(WEBサイト閲覧)」などのデータがあり、企業は、これらを活用して「AudienceOne」と連携しているさまざまなプラットフォームで広告配信を行うことができる。
今後両社は、「AudienceOne」内に蓄積されているライフスタイルや嗜好性などのデータとクレディセゾンの購買ビッグデータを掛け合わせた情報を付加する顧客分析レポート提供など、サービスの拡充を進める。また、DACは、メディアレップとしてのノウハウを生かし、アドサーバーの提供などにより、クレディセゾンが運営するメディアの収益向上に向けても支援するそうだ。