2019年2月21日15:30
BEENOSは、インバウンド観光客に特化した飲食・旅行の「広告・予約・購入・決済」オンラインサービス「日本美食(ニホンビショク)」を運営する日本美食に出資したと発表した。
「日本美食」は、受け入れ側である飲食店の「集客」「言語」「決済」といった課題を解消することができるアプリとなる。飲食店のインバウンド領域における「広告(成果報酬型送客)」「予約(多言語対応コンシェルジュ予約)」「決済(事前決済・店頭スマホ決済)」を行うことが可能だ。
国内店舗は無料で「日本美食」のシステムを導入することができ、現在では3万2,000店舗が契約、世界65カ国の人が利用しているという。また、飲食店に加え、人力車や水族館といったサービスや施設など、訪日観光客に人気の観光スポットにも導入を促進している。
さらに、日本美食社は、世界中のさまざまな決済サービスを一括して利用することができるスマホマルチ決済ゲートウェイ「TakeMe Pay」を2019年3月5日にローンチする予定だ。「TakeMe Pay」は、Visa、Master、JCB、American Express、Apple Payなどの国際系決済、Alipay、Wechat Pay、銀聯などの中国系決済、LINE Payなどの国内系決済といった複数の決済サービスを一元化し、店舗はQRコードを設置するだけで、全ての決済サービスに対応することが可能だ。
BEENOSでは、日本美食がグローバルなキャッシュレスサービスをいち早く一括管理するテクノロジーによって、グローバルなスマホ決済プラットフォームにスケールすること、そしてBEENOSグループの越境EC関連事業や既存出資先とのシナジー効果が発揮されることを期待し、出資を決定した。今後は、相互の事業規模拡大を目指し、株主かつ戦略パートナーとしてサポートしていくという。