2019年6月6日19:43
国際ブランドのVisa Inc.と、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を開発・運営するLINE Pay は、2019年6月6日、戦略的包括パートナーシップ提携を結び、今後、両社における世界規模の加盟店やユーザーベースを活かした新たなフィンテックサービスを開発・提供していくと発表した。
具体的には、LINEが抱える、月間1億8,700万人という世界のアクティブユーザーは、「LINE Pay」内からVisaブランドの「デジタル決済対応カード」の申込み・利用が可能になるほか、既存の「Visaカード」を「LINE Pay」に連携してスマートフォン決済に利用することも可能となる。また、ポイント還元等のロイヤリティプログラムや利用特典における協業や、海外旅行の際にVisaのネットワークで「LINE Pay」で支払い可能になるような新機能も提供していく予定だという。
また、「LINE Pay」ユーザーが全世界約5,400万のVisa加盟店でも「LINE Pay」を使って決済できるようになる。これにより、店舗側が「LINE Pay」の直接加盟店になっていなくても、Visa加盟店であれば利用可能になり、決済通知や履歴も「LINE Pay」内で確認できるようになる。さらに、VisaとLINE Payは、グローバルに相互運用可能な決済ビジネスの継続的な成長の促進を目指し、加盟店向けの「LINE Pay」サービスやLINE Payのサービス自体との連携についても協業していく。