2019年11月29日18:50
大和ハウス工業と大和ライフネクスト、大和ハウスフィナンシャルの3社は、6つの国際ブランド(Visa/Mastercard/JCB/AMEX/Diners/ISCOVER)のクレジットカードで分譲マンションの管理費等を決済できるサービスを2020年6月より開始すると発表した。

同サービスは、大和ライフネクストが管理する分譲マンションで、マンション区分所有者等が管理組合へ管理費等の支払い時に、銀行口座振替や専用クレジットカードでの決済という制約は設けず、主要クレジットカードでの決済を可能としたものだ。
現在、専用クレジットカード限定で管理費等の支払いを可能にするサービスを導入している分譲マンションもあるが、当該カードを新規で発行するため、利用者がすでに手持ちのクレジットカードでは、支払えない状況だったという。そのような中、大和ライフネクストと大和ハウスフィナンシャルは、利用者が日常使用しているクレジットカードで支払いができるとともに、管理組合は管理費等の未回収リスクを回避できる同サービスを開発した。
大和ハウス工業が販売する分譲マンション「プレミスト東銀座築地 Arc Court (アークコート)/Edge Court(エッジコート)」(2020年1月下旬販売開始予定)において、同サービスを開始する。
大和ハウスフィナンシャルは、大和ハウスグループが運営する商業施設等でのキャッシュレス決済の精算集約ノウハウを活かし、同サービスにおけるクレジットカード決済から精算までの取りまとめを行う。大和ハウスフィナンシャルが2017年12月に発売した非対面決済システム「HeartOne(ハートワン)決済システムけっさいくん」を利用することで、 カード取扱加盟店にとって課題であったクレジットカード番号の適正な管理の問題が解消され、 PCI DSSに準拠した安全な環境下でサービスを利用者に提供することができる。
今後、大和ライフネクストが管理する都心の分譲マンションを中心に、同サービスを順次導入していく予定だ。