シンガポール「Dash」やタイ「AIS GLOBAL Pay」が日本でも利用できるアジア初の越境モバイルアライアンス「VIA」とは?

2019年12月3日9:11

シンガポールの大手通信会社であるシングテル テレコミュニケーションズリミテッド(Singtel)は、2019年11月11日~15日まで開催された「Singapore FinTech Festival2019」において、越境モバイル決済国際アライアンス「VIA Payment Alliance(VIAアライアンス)」により国をまたいで利用可能なシングテルの 「Dash(ダッシュ)」、 AIS の「 AIS GLOBAL Pay(AIS グローバル・ペイ)」などのQR決済サービスを紹介した。

左からmコマース ビジネス・デベロップメント アソシエイト・ディレクター Melvin Rodney Ng氏、モバイル・ファイナンス アソシエイト・ディレクター (Kaew)Kingkaew Jaroon-Ek氏

シングテルの「Dash」はNFCや送金にも対応

シングテルの 「Dash(ダッシュ)」は、シンガポールのeウォレットで、すでに95万人が使用しており、毎月約15万人の利用があるという。利用者は、銀行口座やクレジットカードからトップアップ(チャージ)して利用できる。店舗では、QRコードを提示、もしくは読み取って使用することができる。また、送金サービスにも対応しており、フィリピン、インドネシア、ミャンマー、インド、バングラデシュ、中国などへの送金も可能だ。さらに、NFCにも対応しており、店舗での支払いに加え、シンガポールのバスや電車の乗車に非接触型決済が利用できる。

「Dash(ダッシュ)」アプリ。Apple Payにも対応
シンガポールではタクシーでもVIAが利用できる
タクシーでの「AIS GLOBAL Pay」の利用イメージ

VIAは約5,000万人の利用者、210万加盟店のネットワークに

シングテルでは、アジアで初めての越境モバイルアライアンスである「VIA」を組成している。現在、VIAは約5,000万の消費者と210万加盟店ネットワークを構築している。VIAはさまざまな旅行者が国をまたいで利用することができ、外貨両替の手間を省くことが可能だ。たとえば、シンガポール旅行者が海外でVIAを利用すると、優位性のある為替手数料で支払いでき、アプリではシンガポールドル表示で取引を確認できる。

自国通貨で支払い金額を確認できる

VIAはタイのAIS の「AIS GLOBAL Pay(AIS グローバル・ペイ)」、カシコンバンクのK PLUS、Axiata DigitalのBoost Malaysia、インドネシアのLinkAjaといったモバイルウォレットがアライアンスとなっており、アジア太平洋地域で相互運用可能なネットワークを構築している。たとえば、AIS GLOBAL PayのユーザーはシンガポールのVIAアライアンスの加盟店において、自国の通貨で支払いが可能だ。

MPM方式にも対応
VIAのネットワーク

日本では羽田空港を皮切りに利用がスタート

日本では、2019年7月から初めて、羽田空港国際線ターミナルにおいて利用できるようになった。スマートフォン決済サービス「Star Pay(スターペイ)」を提供するネットスターズがアライアンスメンバーとなっており、「日本とQRコード決済プレイヤーとは交渉中」だとしている。

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