2018年6月1日7:00
GMOインターネットグループでベンチャー投資・インキュベーション事業を行うGMO VenturePartnersは、 グローバル・フィンテック分野へ重点投資するベンチャーキャピタル(VC)ファンド「GMO Global Fintech Fund(正式名称:GMO GFF投資事業有限責任組合)」を設立し、 2018年6月より新規投資を開始すると発表した。
「GMO Global Fintech Fund」は、 GMOフィナンシャルホールディングス、マネーフォワードを戦略パートナーとし、フィンテック事業会社である両社とともに、事業開発面からもスタートアップを支援するという。
なお、第一号投資案件として、インドネシアの後払い決済事業者、 FinAccel Pte Ltd(本社:シンガポール)へ出資する。
GMO VenturePartnersは、 2005年より5本のファンドを運用しており、ファンド総額は約100億円、主力ファンド3本においては、すでにファンド元本以上の投資回収を実現している。これまでに投資先13社がIPOしており、2017年にマネーフォワード、2018年には、5月31日にラクスルがIPOし、6月19日にはメルカリが東証マザーズに上場予定だ。
同ファンドでは、従来の日本国内や北米に加えて、 成長著しいインド・東南アジアへの投資も想定している。ファンドは、今回約30億円で設立し、今後上限100億円を目処に募集活動を行うそうだ。
GMO VenturePartnersの投資活動は、GMOインターネットグループ各社の総力を結集し、 ネット分野に特化した優良案件の発掘・創出と投資後の収益直結型の支援を特徴としている。同ファンドにおいても、GMOフィナンシャルホールディングスのノウハウを活用し、 収益に直結する投資・支援活動を展開していくほか、総合的な決済・金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイとも連携し、支援先企業の日本国内での展開支援などを行っていく予定だ。