2020年2月18日21:20
琉球銀行は、台湾の悠遊卡股份有限公司(EASYCARD CORPORATION)と提携し、台湾政府当局の認可後、2020年7月を目処に国内初となる「悠遊カード」の加盟店業務を開始すると発表した。
「悠遊カード(英語表記:EasyCard)」は、台湾で最も浸透している電子マネーであり、全国民数の3倍を超える発行実績、7割強(71.4%)の取り扱いシェアがある。同社では、未だ本格的な海外展開を行っておらず、台湾国内でしか利用できなかったことから、このほど、琉球銀行が初めて「悠遊カード」を誘致し、日本国内での展開を支援するという。
具体的には、琉球銀行が同ブランド取り扱いに係るプラットフォームを構築し、これを他のカード事業者や金融機関へ展開することで、日本国内(特に台湾人観光客が多い地域)での加盟店拡大を図るという。
観光庁の公表によると、2018年の訪日台湾人観光客数は4,808千人(年度)、沖縄は917千人(年度)となっており、インバウンド入域客数の多くを占めている。今回の提携により、台湾から訪日する観光客の利便性は大きく向上するものと期待している。
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ペイメントナビ編集部
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