JR東日本の共通ポイントがお得に貯まるクレジットカード「JRE CARD」の現状は?

2020年5月25日8:00

JR東日本と、JR 東日本グループの決済サービスを提供するビューカードは、共通ポイント「JRE POINT」が駅ビル・エキナカ施設、ショッピングサイト「JRE MALL」などでお得に貯まるクレジットカード「JRE CARD(ジェイアールイー・カード)」を展開している。同カードの現状について、両社に説明してもらった。

「JRE CARD」は、Suica・定期券なし、Suica付、Suica定期券付3種類から選択できる。JRE CARD(Suica付)は、Mastercard、Visa、JCBから選択可能

店頭入会の促進等で会員獲得
多くの駅ビルユーザーが入会

JR東日本グループ施設の買い物や飲食の利用でポイントが貯まる共通ポイント「JRE POINT」の会員数は、約1,205万人まで拡大している。また、JR東日本グループのクレジットカード会社であるビューカードは、約578万人の会員を有している(共に2020年3月31日時点)。

両社が協力して2018年7月2日から発行開始したクレジットカード「JRE CARD」は、JRE POINT加盟店(JRE POINTカードの提示でポイントが貯まる加盟店)での買い物でポイントが貯まるほか、JRE CARD優待店の20社129施設(3月31日現在)でのクレジット決済時には、ポイントが通常の3倍(100円(税抜)につき3ポイント)付与される。さらに、請求金額確定時に1,000円(税込)につき5ポイントが付与される高還元カードとなる。年会費は524円(税込)だが、初年度は年会費無料だ。

また、2020年6月末まで、通常100円(税抜)につき3ポイントのところ、2ポイントアップの5ポイントが貯まる「キャッシュレスでJRE POINT還元キャンペーン」を実施するなど、会員獲得を強化している。両社では、「2018年のサービス開始以降、定期的に駅ビルでの店頭入会キャンペーン等を実施し、多くの駅ビルユーザーにご入会いただいております」と説明する。その他、交通系電子マネー「Suica」への入金(チャージ)利用時およびJR東日本窓口でのきっぷや定期券、JR東日本国内ツアー商品の購入で1,000円(税込)につき15ポイントが付与される。

JRE POINT加盟店に貼られるマーク

「JRE MALL」でお得にポイントが貯まる
貯まったポイントは加盟店で使える

「JRE CARD」には、2018年3月にオープンしたショッピングサイト「JRE MALL」でお得にポイントが付与される特徴もある。JRE MALL会員数は、約26万人(3月31日現在)。「JRE MALL」では、特に鉄道グッズ(定刻起床装置、鉄道古物、記念入場など)、Suicaのペンギングッズ、食料品や飲料・酒、地産品や土産を購入する会員が多いそうだ。 

貯まったポイントは、JRE POINT加盟店にて、1ポイント1円で使用可能だ。また、JRE POINT加盟店での買い物や、Suicaへのチャージ等に利用できる。貯まったJRE POINTは駅ビルでのお買い物や、各種商品への交換、(JRE POINT用)Suicaグリーン券への交換、Suicaへのチャージに利用できる。

ジェクサーカードのサービスを共通化
Suicaのオートチャージも利用可能に

2020年2月6日には、「JRE CARD」と「ジェクサーカード」のサービスを共通化した。「ジェクサーカード」および「ジェクサービュー・スイカカード」は、JR東日本スポーツが運営するジェクサー・フィットネスクラブ等の会員限定カードだ。両社では「JRE CARDとジェクサーカードのサービス共通化により、ジェクサーカード会員はカード変更等のお手続きをすることなく、JRE CARDのおトクなサービスをそのままご利用いただけます。JRE CARD会員は、通常は初年度のみカード年会費が無料のところ、ジェクサー・フィットネスクラブ等の会員になると、2年目以降も無料となります」と説明する(「ジェクサー・フィットネスクラブ(&スパ)」の月会費を前年1年間に1回でも JRE CARD でクレジット払いすることが条件)。

また、JRE CARD等のビューカード発行カードでは、Suicaのオートチャージが利用できる。オートチャージでは、Suicaの残額が設定金額以下になると、改札入出場時に自動的に設定金額が入金(チャージ)されるため、残高を気にする必要がない。現在、ビューカードのSuicaのオートチャージサービスは約466万人(3月31日現在)が利用している。なお、モバイルSuica会員数は、約934万人となる(3月31日現在、ビューカード以外も含む)。

Suicaの鉄道利用でポイント付与、スマホアプリの日常利用で成果
JRE POINTがおトクに貯まるJRE CARDの強みを発揮へ

JR東日本では、「JRE POINT」が、2019年10月1日から、鉄道利用でも貯まるようになっている。利用者は、手持ちの Suicaを「JRE POINT」に登録すると、JR 東日本線に乗車のたびポイントが付与される。JR東日本では、「多くのお客様にご利用いただいていますが、お客様からは特に鉄道で貯めたJRE POINTをショッピングやSuicaチャージ等にご利用いただける点についてご好評いただいております」と成果を述べる。

また、JRE POINTのポイント数やお得な情報が確認できるスマートフォンアプリ「JRE POINTアプリ」では、「多くの会員様にチェックインによるポイント福引や鉄道すごろくなどを日常的にお楽しみいただいております」とした。

両社では最後に、「日本におけるキャッシュレス化が進み、さまざまなキャッシュレス決済手段が注目されています。今後もJR東日本管内において、駅でも駅ビルでもJRE POINTがおトクに貯まるJRE CARDの強みを最大限に活かし、JRE CARD優待店の拡大や各キャンペーンの実施等に継続して取り組み、お客様により一層ご愛顧いただけるJRE CARDを目指してまいります」と意気込みを見せた。

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