2020年5月25日14:03
海外送金サービスを提供する英国・ロンドンのTransferWise(トランスファーワイズ)の日本法人であるトランスファーワイズ・ジャパンは、Transferwiseを利用した日本国内からの海外送金に関して、2020年5月23日、3つのサービス向上施策を発表した。国内からの送金手数料は最大24%安くなったほか、海外からの送金をより早く受け取れるようになり、口座開設にかかる本人確認もオンラインで完結できるようになった。
1つめは、TransferWiseを利用した国内からの海外送金について、すべての通貨で手数料を引き下げた。一部の通貨では、これまでと比べ、手数料を最大24%引き下げています。 日本におけるTransferWise利用者の拡大を受け、このほど手数料の引き下げが実現したそうだ。
2つめは、現在、TransferWiseを使った国際送金の25%は、20秒以内に完了するとした。日本から海外への送金は1~2営業日で相手に届くとともに、 海外から日本への送金の約90%は、送金から1分以内に受け取ることができる。これは、多くの人が感じていた従来の国際送金・受け取りにかかる時間への不満や懸念の緩和・解決に応えるものだとしている。
3つめは、今回のサービス改善を受け、これから新たにTransferWiseを利用する個人の利用者は、パソコンやスマートフォンを使って、口座開設にかかる本人確認から送金手続きまでを約30分で完了できるようになった。オンライン完結の新たな本人確認(e-KYC)は、 2018年に改正された犯罪収益移転防止法に基づくものだ。今回のe-KYCへの移行をもって、日本のTransferWiseの口座開設手続きが米国や欧州の一般的な手続きと同じになったとしている。
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ペイメントナビ編集部
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