2020年7月9日17:00
琉球銀行では、りゅうぎんカード加盟店にて利用できる新たなポイントサービスと、デジタル地域通貨の取り組みを今年度から段階的に実施すると発表した。
琉球銀行は、2017年よりカード加盟店業務を開始し、これまで約7,600店舗のクレジット決済加盟店を獲得している。
このほど、地域に特化した更なる加盟店支援をめざして、沖縄県内で還流する「共通ポイント」の開発を行う。類似のサービスとして県外大手ポイントなどがあるが、それらのポイントは全国での利用が可能なため、必ずしも全てが沖縄県内で利用されず、県外に流れるという課題があるとした。沖縄独自の共通ポイントを開発し、その利用促進と県内事業者様発行のポイントと連携を行うことで、地域に留まる仕組みにしたいと考ている。
さらに、同取り組みは現在、「沖縄決済コンソーシアム」で協議中の「デジタル地域通貨導入の検討」との連携を想定している。開発する地域ポイントと組み合わせることで、沖縄県内の経済循環を高めていくことが期待できるという。同取り組みが実現すれば、全国でも画期的な地域創生に資する取り組みとなり、SDGsの目標にも寄与すると考えているそうだ。
なお、沖縄決済コンソーシアムは、沖縄県内における「電子決済環境の整備」「決済に関する情報銀行の創設」「高度な情報産業の創出」を目指して、2018年4月より県内4金融機関が参画し設立したもの。オブザーバーとして沖縄県が参画。EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングがアドバイザーとして参加している。
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ペイメントナビ編集部
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