2020年7月21日16:38
茨城交通は、高速バス「勝田・東海ー東京線(東京駅~大洗IC~ひたちなか・東海)」において、2020年7月29日に各種QRコード決済およびVisaのタッチ決済を導入すると発表した。高速バス車両乗降口にタブレット端末を設置。利用者は、カードやスマートフォンをリーダにかざしたり、画面をスキャンするだけで決済が完了する。このうち、 Visaのタッチ決済については、バス車内における導入は日本初となる。
導入するキャッシュレス決済は、Visaのタッチ決済、およびQRコード決済のPayPay、 Alipay、LINE Pay、楽天ペイとなる(楽天ペイは8月中旬以降を予定)。勝田・東海―東京線ではキャッシュレス割引運賃を導入し、 起終点間2,300円を2,050円に(片道)するそうだ。
車内キャッシュレス決済により、①お客の利便性向上による利用促進、②新型コロナウイルスの感染予防、③運転手の業務負荷の軽減、④インバウンド観光客の利便性向上、を期待している。
また、連携各社の役割として、みちのりHDがサービス設計、システム導入支援、茨城交通が高速バスの運行、システム運用、ビザ・ワールドワイドジャパン(Visa)がVisaのタッチ決済導入のための技術支援と普及推進活動、三井住友カードがキャッシュレス決済導入支援、小田原機器がキャッシュレス決済用システムの開発・提供となる。
なお、Visaのタッチ決済は、 すでにロンドンやシンガポール、 ニューヨーク等の公共交通機関で利用可能。さらに、世界中の500の公共交通機関における導入プロジェクトが進行中。 また、ロンドンやシンガポールでは100を超える国や地域からの観光客がこの決済方法を使った実績があるそうだ。
みちのりグループでは、 今回同様のキャッシュレス決済に続き、第2弾として9月下旬に岩手県北バスの106急行(盛岡―宮古)、第3弾として10月下旬に福島交通・会津バスの会津若松・福島・相馬―仙台空港線で導入を予定している。
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ペイメントナビ編集部
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