2020年8月17日7:00
SBI FinTech Solutionsは、ピアラと業務提携し、美容・健康食品のEC事業を営むスタートアップや中小企業に向けて、ファクタリングをメインとしたマーケティング資金支援サービスを提供すると発表した。
日本国内のEC市場は、2019年時点で19.4兆円(前年比7.65%増)にまで成長しており、今後も生活に必要不可欠なインフラとしてさらなる成長が見込まれている。EC市場の拡大を背景に、商品の安定供給や売上金回収までのつなぎ資金といった一時的に増加する運転資金に加え、最適なタイミングでのプロモーションやキャンペーンの実施を目的とした広告費用など、EC事業者特有の資金需要も高まっている。
このようなEC事業者の資金ニーズにお応えするために、同社は、運転資金の増加などに弾力的に対応する「経営状況に応じたファイナンスサービス」と、企業与信評価および債権のプライシングに基づく「リスク評価モデルによるファイナンスサービス」を提供している。
ピアラは設立以来、800社以上のマーケティング支援におけるノウハウや独自の悩みデータを蓄積し、DMPとAIを活用した独自開発のソリューションであるRESULTシリーズを基軸に、ヘルスケア、ビューティ、食品領域に特化した通販事業を展開する企業に対して新規顧客の獲得から育成までをKPI保証サービスで提供し、マーケティング活動の最適化を実現しているそうだ。
今回の業務提携を通じて、双方の取引先である美容・健康食品のEC事業を営むスタートアップや中小企業に向けて、同社による資金支援とピアラのマーケティング支援をパッケージサービスとして提供し、資金調達も含めた事業活動促進のフォローアップを行うことで、投資対効果の最大化と事業拡大機会の創出を目的とした事業活動支援を推進するという。