2020年12月15日19:07
中央電力は、2004年度に国内で初めてマンション一括受電を事業化し、関東・関西圏を中心に現在まで17万世帯以上のマンションの電気料金削減を行い、マンション等の電気設備の保守保安・リニューアル工事や、電気の小売事業等のサービスを提供している。このほど、GMOメディアが提供する「ポイントサイト運用システム」を活用し、2020年12月14日に中央電力を利用する約2,200棟(17万世帯以上)の利用者向けのポイントサイト「リコラポイントモール」の提供を開始した。
運営は中央電力とGMOメディアが共同で行い、買い物やゲームなどでポイントを貯められるコンテンツの提供から始め、電気料金に応じたポイント付与、貯めたポイントを電気料金支払いや寄付などに利用できるようになるという。
サービス提供開始の背景として、昨今、マンションは「建物の老朽化・居住者の高齢化・管理維持の負担」という主に3つの社会的課題を抱えている。15年以上マンションに特化したサービスを提供してきた同社には、マンションの環境や価値をどのように維持向上させていけば良いかの相談も多くなっているという。
中央電力は、「マンション一括受電サービス」(電気料金削減)によるマンションの維持管理費用捻出に加え、「マンションデジタルサイネージサービス」によるマンション内コミュニティサポートや防災・防犯情報の提供、「EV・PHEV充電サポートサービス」によるマンション内EV充電設備の設置とその活用支援、「管理組合クラウド」提供によるマンション管理負担の軽減、マンション内でのリアルな相互支援など、マンションの価値向上に向けて、マンションDXと称して事業を立上げ、課題の解決を支援していく予定だ(一部、実証実験中も含む)。リコラポイントを、マンションに住む人とのコミュニケーション接点として活用していく。毎日できるスロットゲームやアンケート、買い物などでポイントを貯め、現金やギフトカードと交換できる。
今後は、電気料金や電気使用量の節約量、 マンションサイネージに表示される依頼への協力に対する対価、EV充電の利用回数に応じたポイント付与など、共同生活や社会貢献の見える化に応じたポイント付与を行う。大手共通ポイントへの交換に加え、地域イベント限定体験や地域の企業・商店からの限定商品とのポイント交換、ポイントから地域活動やボランティアへの寄付などに利用できるよう、テクノロジーを活用しデジタルとリアルの双方向から持続可能な社会に貢献できるポイントサービスの向上を図るそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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